以下、京都大学イノベーションキャピタル株式会社様(京都iCAP)のプレスリリース概略をご参照ください。

今回の投資の概要

 DPSは、DualPore™と名付けた新素材を用いて様々な分野の課題を解決すべく201712月に設立されたベンチャー企業です。DualPore™は中西和樹 元 京都大学理学研究科准教授(現 名古屋大学未来材料・システム研究所教授)が発明した貫通孔と細孔の二種類の孔を有するシリカモノリスをさらに粉砕することで生み出した無機粒子で、高い圧力をかけなくても液体が粒子の孔の中を隅々まで流れ有効な表面積が大きくとれるようになる特性を持っています。

 DPSは現在、DualPore™を用いて貴金属やレアメタルの回収に取り組んでおり、三元触媒や電気部品のめっき製造に利用された後の数ppm程度のパラジウムの高純度での回収、リサイクルに成功しています。量産体制の構築が完了し、これからメーカー、商社、リサイクル業者、金属製錬業者と提携してネットワークを構築して、販売拡大に取り組みます。

 さらにDualPore™は、フローケミストリーの低背圧化、半導体製造・医薬品製造における原材料からの微量濃度金属除去、中分子創薬におけるペプチドの高精度分離といった次世代の産業と期待される分野における課題解決でも成果を上げています。

 京都iCAPは、これまで捨てられていた貴金属やレアメタルをリサイクルすることで新たな利益を生み出すと共に、持続可能な消費と生産のパターンを確保するSDGsの目標達成に貢献する事業を引き続き支援すべく、同社に対して投資を実行しました。